旧・あれこれ手仕事日記  hanahanna's blog 

2005年頃から2018年9月はじめ頃までの過去ブログです。

手かがりでボタンホール。

ちょっとしたお手伝いで、とあるエプロンにボタンホールを開けることになった。そこに特殊な道具を通してクリップを留めて固定するというもの。イキナリ本番では心許ないので、何通りかの試し縫いをしてから取りかかった。どれも一長一短ある。

まずは「ミシンで開けられる」ボタンホール。手間をかけずに開けられるというのがとても良い。開けたい大きさと同じほどのボタンを用意してセットすれば簡単にできあがるのだ。しかし、普通はツルンとしたボタンが通るため、シャツのボタン穴の時はそんなに早く傷まない。でも今回のはギザギザしたクリップが留められるので、それで糸が擦れて切れることがあるかもしれない・・・。う〜ん。

次に「眠り穴」のボタンホール。とても幅の狭いパイピングでボタン穴を作る方法だ。ミシン縫いよりも、うーんと手間と時間がかかりそう。試作してみたら、それよりも問題があることに気付いた。エプロンと同じ布がないのだ。パイピング部分は本当に小さいとは言え、同じ布(又は、全く同じ色の布)で縫わないことには目立ってしまって仕方ない。これは、布の問題で却下・・・。

丈夫にかがれて、ボタン穴部分の色が目立たないってことは、思い付く限り”あれ”しかない。そう、手かがりだ。



・・・ってことで、手かがりに決めた。時間はかかるけれど、できないワケじゃない。幸い、布地に似ている目立たない色糸もある。



ボタンホールの幅に細かな目のミシンをかけて布がほつれないように補強。それと同時に裏にはパネロン芯を貼って補強。
   


緊張しながら切り込みを入れて・・・。
   


糸の引き締め加減を気にしながら、細かくかがる。もちろん、ボタンホールステッチで・・・。写真は半分までかがったところ。
   
糸始末も慎重にして、できあがり。これを4回繰り返すのだった・・・。




いつもの針仕事よりも、う〜〜〜んと緊張して、目もしょぼしょぼ。
多少の針目の不揃いには目をつぶってもらって、頼まれものの針仕事終了・・・。ふ〜。








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