ボタン付け

製作は小休止の日、前日に水洗いしたインド綿の布地のアイロン仕上げとか、ボタン付けとか、そんな小さな事をした。
随分前に作った縞デニムのボタンが弱ってきたみたい。点検して付け直す。

作ったシャツだけではなく、当然、既製品も着ているけど、ボタンは最初に付け直すことが多い。その理由は留めにくいから。ミシンで手早く付けられたボタンは布地に密着しているもの。シャツの場合、前立てやカフス部分に厚みがあってもボタンをつけた糸はピッタリしているから留めるのに余裕がない。それが苦手。それと、糸がほつれだしたら一気にほどけてボタンが取れてしまうから。家で取れたのならまだ救われるけど出先で取れてしまったら困るし。なるべくなら、そんな不安を感じる前に付け直しをすることにしている。

厚み分の余裕を持たせたボタンの付け方。私はこんな風にしている。
布とボタンを留め付ける糸を数回繰り返すとき、どの回も同じ寸法にする方法。まち針を一本組ませる。まち針の先を布と一緒に左手の指ではさんでると安定する。
　　
ボタンの根本で糸をまとめると、ちゃんと布から離れたボタンが付けられる。
　　
できあがり。同じ寸法でゆとりが作れたので、付けた後を確認しても一本も糸のゆるみが見られない。
　　
一度お試しを･･･。
（･･･でも、ベテランの方や本職の方には、これが基本の付け方だと言われるかもしれない。）

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