”スプリットリングプライヤー”と言うもの
昨日までの数日間、ストラップ作りをしていて、以前からずっと不便を感じていたことがあった。それは、このパーツ。
ストラップ本体とストラップコードをつなぐ2重リング。これ↓
なかなか開かなくてドライバーでこじ開けたり、少しの隙間が開いても革を通すので滑りが悪く、ものすごく手間と時間をかけ、ストレスを感じながらの作業だったのだ。昨日のも苦労の末にできあがったストラップだったのだ。
そういえば、最近、いろいろな人がストラップを作ってらっしゃるのに、2重リングを取り付けることに苦労している話はあんまり聞かない。使っている人が少ないのかもしれないとも思ったのだけど、もしかしたら苦労せずに取り付ける方法があるのを知ってらっしゃるのかも・・・ということに気付き、調べてみた。
すると、ピンセットで2重リングを開くものがあるらしい・・・ってことがわかった。それから、”スプリットリングプライヤー”という便利な道具があることも。ネットで調べて、販売しているサイトもわかったけど、仕様も大きさも値段も様々で選べなかった。
実物を見なければ・・・と思い、手芸屋さんに行った。(しかも、はしご。)お店の人にうかがうと、どちらのお店の店員さんも、「そんな道具は取り扱ってない。」しかも、「聞いたこともない。」とのこと。聞いたことがない道具なので、今後も取り扱いの予定はないらしい。店員さんのひとりは、「2重リングは楊子か竹串で開いて通すのが普通ですから、道具を使うなんて・・・。」という。
う〜ん。竹串は使おうと試みたことがあるけど、すぐに先端がつぶれてダメだったのに、それが普通だったのか・・・。私が使っている2重リングが固いのか・・・。目打ちやドライバーを使ってもなお、爪にキズができたり、リングの先が爪の先に刺さって痛くなったりしてたのに・・・。こんな風↓
次の日の朝が特に痛いんだ〜。(私は今朝、ドクドクと痛かった。)
・・・と言うのが昨日の話。売ってなかったので、あきらめて今までの方法で、何とか2重リングを取り付けてストラップを作り上げたのだった。
ネットではあるのに、手芸店にはなかった。諦められず、いろいろ検索してみると、ネットオークションに出品されているものを見つけた。
びっくり!
出品カテゴリーは、なんと「フィッシング」。釣りのための工具として存在していた。
今日は、実物を見たいと思い、釣り専門店に行ったら、いくつもの商品が売られていた。大きさや重さが違うもの。値段も700円台くらいから4000円台のものまで様々。手頃な値段のものを買ってきたよ。
プライヤーの先にリングが引っかかる部分があって、
グリップを握ると、開く。(ピンぼけだけど・・・。)
簡単!
軽い!
片手で開く〜!!
すっごく嬉しい!
次の2重リングを取り付けるときに便利になるよ。
不思議〜。
釣り専門店でこんな便利な道具があるなんて。
手芸店でこんな便利な道具を取り扱ってないなんて。
私の認識不足だっただけのお話なのかもしれないけどね・・・。